2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【ミカン箱5】マンガ大賞にノミネートされた作品群・1次選考作品 その3

昨日に引き続き、マンガ大賞にノミネートされた作品群について寸評しようと思う。 乗りかかった船である。もうやりきってしまおうと思う。 久住昌之・水沢悦子著「花のズボラ飯」 ★★★★★ 最近はやりのご飯系マンガ。 当職が読んだ中では、ご飯系マンガの中で…

【ミカン箱4】マンガ大賞にノミネートされた作品群・1次選考作品 その2

引き続き,マンガ大賞1次選考にノミネートされた作品のうち, 当職が独断と偏見で読み散らし,かつ独断と偏見で寸評を加える, 自己本位なシリーズを継続する。 志村貴子著「淡路百景」 ★★☆☆☆ 人間ドラマ系の漫画。 合う人には合うのかもしれないが,人間ド…

【ミカン箱3】マンガ大賞にノミネートされた作品群・1次選考作品 その1

昨日に引き続き,漫画大賞関係作品をご紹介する。 1次選考作品については,相当数あるため,少しずつ,かつ,読んだことのある漫画をご紹介していくことにする。 再度予めお断りしておくが,当職は一介の漫画好きに過ぎないため, 偏った趣向で好きな漫画を…

【ミカン箱2】マンガ大賞にノミネートされた作品群・ランキング入り作品について

毎年,一定期間内に単行本が発売された8巻以内の漫画について選考されるマンガ大賞。 このマンガ大賞については,一部,売りたい漫画がノミネートされているのではないかとの批判もある。 果たして,大賞を得た作品は面白いのか,上位漫画は面白いのか。 検…

【漫画の処方箋】羽海野チカ「三月のライオン」石塚真一著「BLUE GIANT」

いったい,何を漫画にすれば面白いのか。売れるのか。 おそらく永遠のテーマであろう。 かつて,バスケットボールを漫画にしても売れないと言われていた。 しかし,このジンクス?を打ち破り,井上雄彦先生のスラムダンクは大ヒットした。 つまり,面白いの…

【漫画の処方箋】古谷実著「シガテラ」

読みだしたら止まらない,後の展開が気になる, という漫画は多くあるが, その中でも,魔法やら格闘技やら過激なエロシーンやらがなく, それでいて止まらない漫画というのは著者の構成力の賜物であろう。 ちょうど一気読みしやすい巻数で完結し, なおかつ…

宮崎駿という「漫画家」について

今や,日本を代表するアニメーターとなった宮崎駿先生。 同先生の紹介を行う必要はあるまい。 アニメ映画の方が目立つので少しかすんでしまっているが, 宮崎駿先生はしっかり漫画も描いておられる御仁である。 同先生曰く,「漫画は下手」とのことであるが…